100人ではぐくむ名前はまだ無い日本酒2025募集×丹波篠山国際博

今年の大阪・関西万博とあわせて、ここ丹波篠山市では丹波篠山国際博「日本の美しい農村、未来へ」が開催されます。期間は万博よりも長く、2025年4月1日~2026年3月31日までの1年間で、丹波篠山の四季を楽しんでいただけます。国際博では「市民:丹波篠山ブランドを世界へ」「食:農の都を未来へ」「文化芸術:農都創造を未来へ」「生物共生:自然環境を未来へ」「四季折々:美しい景観を未来へ」と、5つのテーマごとに「未来」を見据えたイベントを市内各地で開催予定です。

私たちのお酒つくりプロジェクトは、ひょうごフィールドパビリオンでは「持続可能な社会のヒントは地域にあり!」としたSDGs体験プログラム連携ですが、この国際博では「農の営みと文化」にスポットをあてた連携となります。

「丹波篠山国際博公式HP https://expo.sasayama.jp/ja

4月1日 篠山城大書院での演能&プロジェクションマッピング公演からスタートします!

「100人ではぐくむ 名前はまだ無い日本酒2025」のお申し込みはこちらから

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePnZlasXJGIpYKei71iamhAkeag5thW2y2xy9xp5WzoKEjeQ/viewform

今年の酒米プロジェクトでは、国際博のオリジナル企画として、お米つくりと能楽とが共演します。夙川能舞台瓦照苑(一般社団法人瓦照苑)の上田宜照さんのご協力のもと、田んぼを舞台に5月の田植え、9月の稲刈りに能楽とコラボする

を企画しています。

 公益社団法人 能楽協会HP(https://www.nohgaku.or.jp/)によると、能楽の歴史は

とあります。能楽は700年以上にわたって続いている日本を代表する伝統文化であり、そのひとつの「田楽」は農村の民俗から発展したのですね。農と能がつながる私にとってもとても楽しみな企画です。

稲作は今から約3,000年前に九州北部に最初に伝わったとされ、それから300年ほどかけて近畿地方にまで広がったと考えられています。こうして現在まで脈々と受け継がれてきた水田ですが、現在私たちが目にする田んぼは昭和40年代頃に生産効率向上のため機械化に合わせた圃場整備が行われて長方形の整った形をしているところがほとんどです。一方、私たちの集落ではこの整備が行われておらず、昔ながらの田んぼが残りたくさんの生きものたちが生活しております。有名な棚田の風景とまではいきませんが、農村の歴史に想いをはせながら、能のリズムで田植え、稲刈りをする。そんなひと時を過ごしてみませんか?

【2025年間スケジュール】

・田植え:5月8日(木)、10日(土)能楽とコラボ予定(人数限定)、11日(日)

・生きもの観察:6月14日(土)

・稲刈り:9月4日(木)、6日(土)能楽とコラボ予定(人数限定)、7日(日)

・お酒の名前、ラベル募集:9月中~10月

・酒蔵見学:11月中旬

・開栓式:12月中旬

一緒にお米つくりに取り組み、今年のお酒を一緒にはぐくんでいきましょう!!

エントリーお待ちしております(^^)

【背景】100人ではぐくむ名前はまだ無い日本酒とは?

フィールドは兵庫県丹波篠山市古市地区、その中でも武庫川の源流域に位置する住山・不来坂集落です。谷あいの集落ですが、古くは源平合戦の時代、源義経軍の進軍に由来する地名があちこちにあり、現在でも昔ながらの農村風景が広がっています。兵庫百名山である白髪岳、かつて山城(酒井城)のあった松尾山からの伏流水を使っての米つくり、酒つくりに一緒に取組みます。

一見いつまでも続くようなのどかな農村風景ですが、現場では高齢化・担い手の急減により課題が山積しています。こうした問題は日本各地の農村部にみられますが、その要因は農村部のみに起因するものではありません。科学技術・経済がグローバルに発達し豊かな生活を送れるようになった一方で、環境問題や格差の問題が顕在化してきています。その解決に向けてSDGsが叫ばれて久しいですが、実践や行動に移していこうとしても具体的にどうするのか?が分かりにくいことが多いのが現状だと思います。問題として表面化することと、原因として各現場で起こっていることとの関連性が非常に遠く、複雑になっていることも要因でしょう。農業の現場にふれることはそれらの一部を実感することに、プロジェクト全体を通じて解決に向けて動いていることを知る機会になればと思います。3反(約3000m2、500m2×6枚の田んぼ)という小さな取組みからのスタートですが、みんなで楽しくお酒つくりをしていければこの上ない喜びです。

【これまでの歩み】

・2022年 1年目:お酒「ユメノツヅキ」:瓶内二次発酵の発泡性清酒

・2023年 2年目:お酒「カエルの寝床」:瓶内二次発酵の発泡性清酒+秋の冷やおろし

・2024年 3年目:お酒「蜻蛉の空」:瓶内二次発酵の発泡性清酒+新酒生原酒

          一般販売「ミチのムコウ」:瓶内二次発酵の発泡性清酒

 ※3年目からは一般販売用ラベルをスタートチーム名である「ミチのムコウ」に

統一しました。

※お酒つくり体験プログラム名は「100人ではぐくむ名前はまだ無い日本酒」であり、

体験参加者は毎年新しいお酒ラベルを提案でき、参加者の投票で選ばれれば、その年だ

けのオリジナルラベルとなります!

「100人ではぐくむ 名前はまだ無い日本酒2025」のお申し込みはこちらから

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePnZlasXJGIpYKei71iamhAkeag5thW2y2xy9xp5WzoKEjeQ/viewform

1916年(大正5年)創業、歴史ある狩場一酒造さまにてお酒をつくります