農と森とをつなげよう!人工林Ver. 1
テーマは大きいですが、取組みはとても小さなことからです。
再び農業と森とをつなげようと、小さな一歩です。
もともと段々畑や茶畑であったところに、戦後に祖父が植林したスギ・ヒノキ林。
5m程度までは枝打ち作業をしていた記憶が子どもの頃にあるのですが、
高齢になるにつれ作業が出来なくなっていき、亡くなってからは10年以上放置となっていました。
低木やシダ植物が生い茂り、台風などで倒木があってもそのままの暗い森となっていました。
農地再生から1年遅れ、2018年から少しずつ手を入れていきました。
2019年からは協力していただける方々も増えてきましたが、薪として利用するのが限界。
そんな中、2020年からはプロフェッショナル林業家(デカンショ林業)辻君の運営する
moccaさんとの出会いで可能性が見えてきました。
mocca(木加 ≒ 暮らしに木を加える)
の理念に共感するとともに、エリアは違えど里山環境の今後に取り組む力強い仲間に出会え
非常に心強く感じました。素敵なカフェもあるので、一度足を運んでみてください!
https://www.facebook.com/since2020.mocca/
さて、この4年間を振り返ってみます。
【2018】手入れ開始
【2019】草刈り、倒木の処理、伐木、薪作り
と整備はしても木の活用方法は限られていました。
2020年にmoccaさんと出会い、視野が広がりました。
そこで、
【山にある木を使ってみよう!作ってみよう!Project】
はじめにあるように山の荒廃が叫ばれて久しいですが、植林をした当時はこの状況を想像していたでしょうか。
負の遺産を残すつもりだったのでしょうか。
いえ、祖父は子や孫の為と想い、植林し、手入れをし続けていたことでしょう。
そして、再び私が手を入れ始めたのもその気持ちを無下にしたくないという想いと、
我々も次代にどうつなげていくのかという課題に対して、長い年月をかけて育ってきた木という存在を通じて仲間と一緒に学んでいきたいという想いがあります。
森に入る ⇒ 下草の整備 ⇒ 生えている木を切る ⇒ 丸太に ⇒ 製材 ⇒ 小屋を作る
⇒ 鶏を飼う ⇒ 堆肥を作る ⇒ 農地とつながる ⇒ 食とつながる ⇒ 森を振り返る
と、とても小さな活動ですが、ぶつ切りでない体験や学びの場としていきます。
何より私自身が学び、農とのつながりを考えるとワクワクします。
【2020】
12月 連携学童の有志メンバーで森林の整備、伐木作業
【2021】
1月 玉切り作業
2月 丸太の運び出しと製材
移動式鶏小屋の新設と堆肥作り場の新設予定
3月~ 刈り草、野菜の残渣、米糠、落ち葉、鶏糞等々と堆肥づくり、畑との循環
取組みは続きます!!